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次世代3DSは出るのだろうか(ゲームランキング_2017/9/28)

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・今週はSwitch「ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT DX」が5.3万本で1位となった。WiiU版のリメイクと言える今作だが、初週ではWiiU版よりはやや数字を落としている。ただ、すでにこのゲームのファンの多くはWiiU版で遊んでいる可能性が高いだろうから、この数字は上々だと言える。

 

・PS4「NBA 2K18」が1.4万本で4位。PS4+PS3であった前作よりも数字を多少ではあるが伸ばしている。このあたりは昨年から分裂していたプロリーグが統一されたBリーグが始まり、バスケに対する関心が高まった効果も出ているのかも。 

 

・Switch「ドラゴンクエストX オールインワンパッケージ」は0.9万本で7位。どの機種で出してもいまだにそれなりの数字を売ってくるあたりは、ドラクエブランドの底力であろう。

 

・PS4「マーベル VS. カプコン:インフィニット」は0.8万本で8位。前作は8万本を売っているが、宣伝不足なのか、もはやIPとしての力がないのか10分の1に激減。これでは次回作も微妙と言わざるを得ない。

 

・PS4「プロジェクトカーズ2」は0.7万本で10位。こちらも昨年発売の前作よりやや数字を落としているが、1000本程度であり、粘っていると言える。

 

・16位はPSVita「ニル・アドミラリの天秤 クロユリ炎陽譚(限定版含む)」で0.5万本。女性向けの恋愛アドベンチャーゲームということだが、それでも(男性向けに比べると売りにくいと思われる)コンシューマ向けで健闘していると言える。ここ1年程、業績で苦労しているボルテージ(女性向け恋愛ゲームが得意)も参入を検討してみては・・・?甘くない世界ではあるが・・・。

 

・18位にPS4「龍が如く 極」の値下げ版が入っている。0.4万本とこの手の値下げタイトルとしては結構多い売り上げである。少しずつではあるが、従来のファンに加えて新規ファンを獲得しつつあるということかもしれない。

 

・ランキングとは関係ないが、最近日本ファルコムの株価が冴えない。すでに今期決算見通しを上方修正、記念配当の実施、閃の軌跡最新作の予約絶好調と良いニュースばかりなのだが、なぜか上値が重い。誰か大株主が継続的に売っているのでないかと勘繰りたくなる値動きである。

 

・今回、新作が多かったこともあるが「ドラクエ11」以外の3DSタイトルがトップ10から消え、すべてSwitchとPS4タイトルとなった。日本においてはこの2強時代に入っていくのかもしれない。

 

・一方で欧米でもアメリカのランキングでは8/12はSwitchタイトルが上位3位までを独占している。イギリスではPS4タイトルがランキング上位を占めている。その他の欧州地区ではSwitch、3DS、PS4タイトルが入り乱れている状況だ。

しかしどの地域もソフトの総販売本数やハード本体の普及状況から考えると、現状は今までの貯金でPS4がやや優勢だろう。ただ、Switchも今後、来年あたりまでは普及台数を伸ばしてくるのはほぼ確実だろう。

その点も考えると、おそらく日本と同じ2強時代を迎えようとしているのではないだろうか。

 

・そんな中で任天堂の携帯ゲーム機3DSであるが、後継機は出るのだろうか。出すための条件のようなものを考えてみたので少し列挙してみたい。

 

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まずは3DSの後継機を出すことによるメリットとデメリットである。(○がメリット、×がデメリット)

○Switchではカバーしきれない携帯ゲーム機のよさを追及できる

 ⇒Switchは基本的には据置機である。今後改良もされていくのであろうが、最初から携帯機として設計されたゲーム機よりもやはり携帯性やバッテリーの持ちなど携帯機の長所という観点ではやや劣るのではないだろうか。専用に設計された携帯機はその点については高い競争力を持つだろうと思う。

 

○携帯ゲーム機市場を独占できる

 ⇒スマートフォンなどの台頭により、DS全盛時代と比べると明らかに携帯ゲーム機の市場規模は小さくなっていると思われるが、それでも依然として大きな需要は残っている。現状、3DSの独り勝ちと言っていいその市場を次世代機を出すことで今後も独占できる可能性が高い。

 

○値段の安さで勝負できる

 ⇒Switchはハードのみの価格はほぼ3万円である。任天堂の得意とする小中学生や新興国への展開などを考えるとより安価で買える携帯機を用意しておくことはメリットになるのではないか。

 

×開発費がかさむ

 ⇒ハードウェアの設計費用、ソフトをマルチ展開する場合の費用など、開発費は1機種の場合に比べて高くつくだろう。

 

×自らの据置機市場のパイを奪う可能性がある

 ⇒3DS次世代機を出した途端、メーカーもユーザーもSwitchから次世代機に関心が移り、その結果Switchの市場が縮小する可能性がある。

 

 

次に3DS後継機を出さないことによるメリットとデメリットである。

○開発費を抑えることができる

 ⇒ゲーム機が1つになるので、同じソフトを3DSとSwitch用に開発するようなことがなくなり、結果開発費を抑えることができる

 

○メーカーの分散を抑え、1つのゲームに多数のメーカーやタイトルが集まり、ユーザに訴求することができる

 ⇒「とりあえずSwitchを買っておけば、ほとんどのゲームはできそうだ」とユーザーに思わせることで、ハードを買うときに携帯と据置のどちらにしようかという躊躇をなくさせる上にソフトの多さがハードの購入を後押ししてくれる。

 

×携帯ゲーム機市場に他社の参入を許す危険性がある

 ⇒例えばAppleやGoogleといったモバイルデバイスに関連するメーカーが任天堂やソニーの撤退によりすっぽりと開いた携帯ゲームカテゴリーにいきなり参入し、ユーザのニーズや比較的小規模のソフトメーカーを奪っていくかもしれない。

 

×新型ゲーム機発売イベントが半減する

 ⇒新型ゲーム機発売はそれだけでゲームファンにとってはお祭りであり、メーカーにとっては需要を掘り起こしていく好機でもある。任天堂の場合、このイベントが今まで2,3年に1回のペースであったのだが、それが単純計算で5,6年に1回になる。この差は大きいのではないか。

 

×1機種に絞ると、売れなかった時のリスクが増大する

 ⇒任天堂はかつてNintendo64などでPSの後塵を拝した経験がある。しかし、そのときにも業績が落ち込まなかったのはゲームボーイ+ポケモンがあったからと言える。その後、ゲームキューブも売れたとは言えない状況だったが、ゲームボーイアドバンスなどが堅調に売れ、任天堂の業績を支え続けた。もし、3DSがなくWiiUだけであれば、もっと業績は悪化していた可能性は高い。今後、Switchやその後継機が売れ続ける保証はなく、1機種にした場合は相対的にリスクは増加する。

 

×今後、据置機に携帯機能を持たせ続ける必要がある

 ⇒携帯ゲーム機から撤退することになるとは言え、家の中、外で気軽にゲームをプレーし続けたいというニーズは今後もあり続けるだろう。それにこたえるために据置機は携帯機能を持たせることが前提になり、それが新しい機能をハードに持たせたい場合の足かせになる可能性がある。(まあ、そうなれば携帯機復活ということでもよいのだが)

 

こう見ると当たり前だが、出す場合と出さない場合でメリットとデメリットは裏返しになっている。いろいろ列挙して思うことは、任天堂の場合、まだまだ携帯ゲーム機を出す意味合いは大きいのではないかということだ。個人的には任天堂は恐らく何らかの次世代携帯ゲーム機を出せる準備はしているのではないかと見ている。突然、開発を全てやめてしまいもう何もやっていないという可能性は低いだろうと思う。現状はSwitchと3DSの売り上げ状況や反響などを見つつ、業績や他社(ハードメーカーやサードパーティなど)の動向を確認しながら、次世代機を出せる余裕が出てきたら投入していこうと考えているのではないか、と想像している。

 

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4gamerゲームランキング(2017/9/8-9/24)

・日本ゲームソフトランキング(カッコ内は累計)

1位:ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT DX【Switch】53,395本(53,395本)

2位:スプラトゥーン2【Switch】21,897本(1,160,859本)

3位:ウイニングイレブン 2018【PS4】16,854本(81,196本)

4位:NBA 2K18【PS4】14,487本(14,487本)

5位:マリオカート8デラックス【Switch】11,457本(705,642本)

6位:Distiny2【PS4】11,036本(81,317本)

7位:ドラゴンクエストX オールインワンパッケージ【Switch】9,487本(9,487本)

8位:マーベル VS. カプコン:インフィニット【PS4】8,273本(8,273本)

9位:NEW みんなのゴルフ【PS4】7,738本(144,432本)

10位:ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて【3DS】7,482本(1,727,913本)

 

・日本ゲームハードランキング(カッコ内は日本での累計概算、XBOXOne以外1万台未満切り捨て)

PS4:23,814台(517万台)

PS3:87台(1,046万台)

Vita:3,707台(566万台)

Switch:43,426台(143万台)

WiiU:56台(334万台)

3DS:19,272台(2,383万台)

XBOX One:76台(7.9万台)

 

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