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新しいものに挑戦する気概(ゲームランキングニュース_2017/8/30)

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4Gamerゲームランキングから

 

・「モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.」が初登場1位となった。予想された結果ではあるが、3DS版からのリメイクでの1位はさすがモンハンといったところ。モンハンの発売に合わせSwitch本体の供給も増え、今週は6.9万台となった。それに連れて「スプラトゥーン2」が2位に上がってきたのもすごく、まだまだ潜在需要を抱えていることをうかがわせる。

 

・3DS版「ドラゴンクエスト11」はついに5週目でトップ陥落となった。しかし、4位のPS4版と合わせてまだ5万本を超える売上であり、評判の高さと売上が直結している様子だ。そろそろ中古が出回り始めるタイミングだろうが、どこまで本数を伸ばすのか注目したい。

 

・新作ではPS4「新次元ゲイム ネプテューヌVII R」が5位で1.5万本。前作のリメイクであるが安定の売り上げはVR対応で注目を集めたこととそもそものIPの強さが要因だろう。

 

・VitaとPS4「深夜廻」がそれぞれ8,9位で合わせて1.6万本となった。前作「夜廻」は2万本を超えていたので、そこからは数字を落としている。ただダウンロード比率は上がっているだろうから、そこからすると健闘していると言えるのでは。個人的にはホラーすぎない恐怖ゲームとして貴重なタイトルだと思うので、今後も生き残ってほしいIPである。

 

・その他ではSwitch「ワンピース アンリミテッドワールド R デラックスエディション」が12位で0.4万本、「The Lost Child」がVita版17位、PS4版18位で合計0.7万本。「The Lost Child」はダンジョンRPGとして惹かれるタイトルであるが、知名度不足が影響したか。決してできの悪いゲームではないと思われるのでもっと売れてほしい。

 

・日本のハードランキングでは上述の通りSwitchが急回復し6.9万台となった。出荷するだけ売れるので全く傾向が読めないが、当面、出せば売れる状況が続くことはほぼ確定だろう。WiiUの時からすると隔世の感があるが、SwitchにはWiiUの反省が生かされているような気がしており、任天堂からすると意外な売れ行きではなく、ある程度予想通りなのかもしれない。(ここまでの供給不足は読めなかっただろうが)

 

・世界では相変わらずPS4ハードの販売ペースがすごい。欧米では10万台を超えるハイペースが続いており、ソニーの業績にも大きく寄与しそうだ。ハード自体の魅力に加え「ファイナルファンタジー12」や「クラッシュバンディクー」や数々の大作がハード売上を押し上げていると思われ、さらに「アンチャーテッド」の新作発売でブーストがかかりそうだ。(イギリス8/26ランキングで初登場1位)

 

「プレステVR、一瞬でブーム終了…低レベルでゲーマーの失望深刻、販売小出しで話題づくり」という記事を読んだ。その感想を書いてみようと思う。

 この記事の中ではPSVRや3DSの3D機能のコンセプトを商業的に否定する形になっているが、個人的な意見としてはこれらを世に出したことは正しいと考える。なぜならゲーム業界(に限ったことでもないが)は新しいコンセプトを出すことで活性化される、もしくは新機軸のソフトが出されたりすることがあるからだ。任天堂などはそういう意味では(商業的な)失敗の宝庫のメーカーであると言えるだろう。

 

 古くはファミコン周辺機器のロボットやスーパーファミコン周辺機器のサテラビュー、かなり斬新なデザインとゲーム画面であったバーチャルボーイなど枚挙にいとまがない。しかし、これらを出したことが無駄だったとは思わない。それは必ず後の世代に別の形でつながっていくからだ。別の商品として出されることもあれば、当時のそういった新しい機器で行われた色々な研究や開発が受け継がれるという形になることもあるだろう。

 

 確かにPSVRは一般層にまで十分に普及しているとは言えないだろうし、3DSの3D機能はそれを必要としないゲームが出される、あるいは2DSという3D機能自体を省いたハードが出されたことによって単なるおまけ機能になったとも言える。しかし、各ハード、ソフトメーカーはこういったハードや周辺機器が出されたことによって、今までとは違う技術に触れることができ、そこから後の世代につながる技術や新しいアイデアをきっと得ているだろうと思う。

 

 ゲーム業界というのは1年2年で結果が出る業界ではない。少なくとも数年から10年見ないと、それが失敗だったのかどうかは分からないし、(こんなランキング記事を載せておいて言うのもあれだが)単なる短期的な売上や反響だけで全てを測れるものでもないだろうと思う。もし任天堂が失敗を恐れる体質の会社であれば、バーチャルボーイもなかった代わりにDSもWiiもなかったであろう。結果、社会現象を巻き起こした脳トレやWiiFitなども生まれなかったに違いない。

 

 将棋の羽生善治二冠は定石と呼ばれる先人たちがすでに指していて、その後の寄付も残っている手ではなく、全く誰も打たなかった手を打つことがよくあるそうだ。そうすることで新しい世界に踏み込む将棋の醍醐味を味わっているという。定石ではない手なので道無きジャングルを進むようなものだ。その結果、多くの失敗をしただろうし、負けもしただろう。しかしそうすることによって、今までは見えていなかったものを見ることもできただろう。彼が現役にしてすでに歴史に名を残す棋士となったのはそういった新しいものに果敢に挑む精神があるというのも一因であろう。

 

 だからこそ、今後とも任天堂やソニーをはじめ、各ゲーム会社には一時的な結果を恐れることなく、新しいものや今まで手を出していなかった分野、未完成の分野にどんどんとチャレンジしていってほしいと思うのである。

 

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4gamerゲームランキング(2017/8/21-8/27)

・日本ゲームソフトランキング(カッコ内は累計)

1位:モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.【Switch】84,277本(84,277本)

2位:スプラトゥーン2【Switch】67,705本(1,640,920本)54,443本(1,004,180本)

3位:ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて【3DS】34,146本(1,671,067本)

4位:ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて【PS4】22,600本(1,314,402本)

5位:新次元ゲイム ネプテューヌVII R【PS4】15,775本(15,775本)

6位:スナックワールド トレジャラーズ【3DS】14,764本(137,972本)

7位:マリオカート8デラックス【Switch】13,731本(660,214本)

8位:深夜廻【Vita】Hey! ピクミン【3DS】8,255本(8,255本)

9位:深夜廻【PS4】8,066本(8,066本)

10位:ARMS【Switch】5,495本(209,217本)

 

・日本ゲームハードランキング(カッコ内は日本での累計概算、XBOXOne以外1万台未満切り捨て)

PS4:24,658台(511万台)

PS3:83台(1,046万台)

Vita:4,080台(567万台)

Switch:69,654台(132万台)

WiiU:117台(334万台)

3DS:25,210台(2,376万台)

XBOX One:63台(7.9万台)

 

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