任天堂の第1四半期決算が発表されました(2018年3月期)
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[7974] 任天堂の2018年3月期第一四半期決算が発表されました。
2018年3月期第一四半期決算(カッコ内は前年同期の決算)
売上高:1540億円(619億円)
営業利益:162億円(赤字51億円)
経常利益:309億円(赤字386億円)
純利益:212億円(赤字245億円)
2018年3月期通期決算予想(カッコ内は前年同期の決算)
売上高:7500億円(4890億円)
営業利益:650億円(293億円)
経常利益:600億円(503億円)
純利益:450億円(1025億円)
2018年3月期第一四半期決算(カッコ内は前年同期)
Switch本体:197万台
Switchソフト:814万本
Amiibo:290万体(フィギュア、カードの合計)
3DS本体:95万台(前年同期比1%増)
3DSソフト:585万本(前年同期比31%減)
ダウンロード売上高:110億円(前年同期比41%増)
スマホ、IP関連売上高:90億円(前年同期比450%増)
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予想以上に順調な決算でした。Switch本体の世界的な供給不足があったものの、Switchソフトの好調さに加え、3DS本体が僅かながら台数を伸ばしたこと、ダウンロードによる購入が普及してきたこと、スマホもファイアーエムブレムやスーパーマリオランが今期から加わったことで大幅に売上を伸ばしました。
今後、通期の会社予想を上回るかどうかは、やはりSwitch本体の供給状況にかかってくるでしょう。今のところ、通期予想はだいたいSwitch出荷計画(今期1000万台)に沿ったものになっているように見えるので、特に予想を修正することもなさそうです。もし、生産をここからさらに上積みできて、それが今のように店頭に出すたびにあっという間に売り切ることができるなら、会社予想以上の売上となり、サードパーティのソフトが売れる状況を作れれば、営業利益の上方修正も期待できるかもしれませんが、「売り切れるから欲しくなる」という心理もある程度働いているであろう今の状況がいつまで続くのかは分かりません。会社予想はそれを踏まえた上での数字になっているように見え、恐らくはDSやWii時代後期以降、WiiU時代まで続いた予想数字を下回る苦い経験から来る慎重さが表れているような気がします。
以下で決算説明会の内容がご覧いただけます。
実際の投資にあたっては、ご自身の判断でお願いいたします。
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