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任天堂決算説明会質疑応答(2017/4/28)の抜粋

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先日の任天堂決算説明会での質疑応答の中から君島社長の発言で重要と思われるものを抜粋しました。ご参考にして頂ければと思います。

Switchの今後について君島社長は自信を持ちつつも慎重な姿勢も保っていることが窺えます。それはWiiUの不振から来る姿勢でもあるでしょうし、君島氏ご本人の性格も出ているのかなと感じました。

質疑応答の詳細は「2017年3月期決算説明会質疑応答(要旨)」でご覧頂けます。

 

・Switchソフトウェアは2017年度世界で3500万本出荷を目標

・Switchのソフトウェア装着率(筆者注:1台のハードにつき何本のソフトが売れたかを表す数値)は2017年3月で2.0本であり、WiiやWiiUより低いが、発売時期が違う為に単純比較はできない。今後は装着率3.5-4.0本を目指していく

・スマートデバイス関連の前期売上は200億円には届いていない(筆者注:売上全体の5%未満)今後はビジネス拡大を目指すが、一気に今期4-5倍になるというようなことは言えない

・「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」はSwitch本体と同時購入する顧客比率は高くなるとは考えていたが、ここまでの人気になることは想定していなかった

・Switchハードウェアの価格設定は全体の収益にマイナスの影響が出ないように考慮した

・Switchのアクセサリーは多種多様なものを用意しており、今後ビジネスの広がりを予想している

・Switchの販売促進については実体験できる場所を提供するなど新しい取り組みも行なっている。広告宣伝自体は積極的にやっていく(筆者注:CM自体は減るかもしれないけど他の方法ではやるよ、という意図を感じます)

・Switchの各ソフトウェアへの高い評価から、当初の想定以上に手応えを感じている。また、ゲームビジネスでは1000万台を超えると着実なビジネスをできる基礎となると考えている。以上のような点も今期出荷計画を1000万台とした背景となっている

・Switchの普及台数は最終的にWiiレベルまで持っていきたいと発言したのは事実。今年1年の計画がうまくいけば、そこに近づく勢いになっていくのでは

・(任天堂ファン以外にSwitchを広げていく試みは、との問いに対し)「ゼルダの伝説」も今までゲームに触れていなかったお客様にも支持いただけている。「ARMS」「スプラトゥーン2」もプレイヤーの裾野を広げ、またゲームファンにも楽しんでもらえる内容となっている。さらに今後新たに発表できるタイトルも出るかもしれない

・ハードのライフサイクルは最初から何年と決めるのではなく、顧客ニーズなどを踏まえて柔軟に対応していく

・任天堂IP活用については、ライセンス料などでの収益も考えているが、ゲーム専用機ビジネスとの相乗効果を中心に考えている。テーマパークや映像事業で多くの人に当社キャラクターに触れてもらう機会を積極的に提供したい

・竹田玄洋取締役の退任は後進に道を譲るため、本人から話があった。今後は特別顧問として助言いただき、いっしょに新しいステージへ進んでいきたい

・スマートデバイス版「どうぶつの森」は今期中の配信を予定