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ゲーム関連企業2016年度決算について

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そろそろ大手ゲーム会社の決算が出てきたので、ここで一度まとめて見ました。

コーエーテクモHD、ソニー、任天堂、カプコンの4社ですが、他の企業も出てきたらいまた同じように書いてみたいと思います。

銘柄コードのリンククリックでYahoo!の株価ページ、会社名クリックで各社の決算資料系さ各社の決算資料掲載ページを表示します。

 

[3635] コーエーテクモHD

前期通期決算(カッコ内は今期予想)

 売上高:370(420億円)

 営業利益:87億円(115億円)

 経常利益:152億円(160億円)

 純利益:116億円(117億円)

最近の無双頼みの好決算をやや懸念していましたが、前期は「仁王」など新規IPが好調で一安心でした。

スマホなどモバイル向けは「信長の野望」などが根強い人気ですので、それで利益を確保しつつさらなる新規IPの登場に期待したいところです

 

[6758] Sony

前期通期決算(カッコ内は今期予想)

 売上高:7兆6032億円(8兆円)

 営業利益:2887億円(5000億円)

 経常利益:2516億円(4700億円)

 純利益:732億円(2550億円)

数年前まで足を引っ張っていたゲーム事業ですが、今や金融と並ぶSonyの稼ぎ頭ですね。

月額サービス(PlaystationPlus)が堅調でゲーム事業がギャンブル的なビジネスからスマートフォンのようなストックビジネスの側面を持ち始めているように思います。

ただ次の成長ドライバーと見られるPSVRがなかなか安定して供給できないことはなんとかして欲しいところです。

イメージセンサー事業は品質、性能の高さでデンソーとの提携に続く自動運転分野へのさらなる進出に期待です。

モバイル事業はサムソンの失策により棚ぼた的にXpreiaのブランド力が高まっていることが今後に向けて大きいのではないでしょうか。

 

[7974] 任天堂

前期通期決算(カッコ内は今期予想)

 売上高:4890億円(7500億円)

 営業利益:293億円(650億円)

 経常利益:503億円(600億円)

 純利益:1025億円(450億円)

Switchがここまで売れるとは・・・。予想外でした。本当に見くびって申し訳ありません。

さらに売上が伸びればサードパーティの参入が増えロイヤリティ収入も期待でき、会社予想より上積みもあり得るでしょうか。

懸念はこれが一過性のブームであるというケースですが「FIFA」の最新作投入など海外メーカーもある程度力を入れていることが垣間見られるので、Wiiのような急失速は今のところないのではと見ています。

Switchに話題集中ですが、どうぶつの森スマホ版やドラクエ11による3DSの伸びも期待します。

こちらで決算説明会の内容がご覧いただけます。任天堂に投資する際に参考になるものですので、お時間があればご覧ください。

 

[9697] カプコン

前期通期決算(カッコ内は今期予想)

 売上高:871億円(930億円)

 営業利益:136億円(145億円)

 経常利益:125億円(140億円)

 純利益:88億円(95億円)

モンスターハンター効果が2016年度ほどはなかったコンシューマ事業(デジタルコンテンツ事業)はやや営業減益ですが、底堅いものと思います。

VRで怖さ倍増と思われるバイオハザードが受け入れられたのは、今後のVRの拡大が予想通り順調であればカプコンにとってカプコンにとって追い風と思われます。

また海外でもある程度モンハンが受け入れられているのも好材料でしょうか。

一方でモバイルコンテンツが依然として伸び悩み気味なのと新規IPがそれほど出てこない、または伸びないのは将来へ向けての課題と将来へ思います。

大手ゲーム関連では一番苦戦が予想されたカプコンですが、良い意味で予想を裏切った決算でしょう。

 

 

・あくまでも個人的な見解であることをご留意ください。投資にあたってはご自身の判断でお願いいたします。