ゲーム株で勝ちたい!

ゲーム株を中心にその他もろもろ

スーパーマリオランの利益はどれぐらいか計算してみる

スポンサーリンク

先日、電撃的に発表された任天堂の「SUPER MARIO RUN」ですが、任天堂の業績に与える影響がどうなりそうか想像(妄想)してみます。

 

まず、このアプリはダウンロード無料ではありますが、アプリ内課金はどうやら一度のみでよくあるスタミナ課金やアイテム課金型ではないと言った趣旨のことが宮本茂氏から示唆されているため、比較的計算は単純かと思います。

 

任天堂の事実上初のスマホ向けゲーム(miitomoはゲームと呼べるのか微妙)とも言えるため、世界的に注目を集めています。

 

ダウンロード自体は無料とのことなのでおそらく世界で1億ぐらいはいくのではないでしょうか。

 

ダウンロード後の課金(これによって、ゲームをすべて遊べるようになるような形と思われる)額がいくらぐらいになるかですが、2000円と仮定してみます。

これには根拠はありませんが、なんとなく任天堂が数百円とか1000円とかの安い値段にはして来ないかなという気がしただけで、いい加減な数字です。

何段階かに分けるような課金、ステージを買うような課金であればもっと安くなるかもしれません。

 

2000円だとしたら「えー高い!」って思う人が多そうですが、マリオパワーと片手で遊べるマリオにハマる人がそこそこいそうなので、10人に1〜2人ぐらいはいると思います。

 

そうすると1億人のうち、1500万人ぐらいはダウンロードするでしょうか。

この人たちが1人2000円払うので1500万×2000=300億円となります。

そして、このうち3割をアップルに払うので300億×0.7=210億円、さらにDeNAが開発、運営に協力していることから、売上げのうち1割程度はDeNAに渡るかと思ってます。とすると、だいたい190億円ぐらいが任天堂の売上げとなります。

 

次に開発費ですが、今回のゲームはWiiU版「NEWスーパーマリオブラザーズU」のシステムを相当流用していることが確実であり、それほど巨額ではないでしょう。

 

とは言え、やはりそれなりに人員や工数をかけていると思われますし、また他社の開発協力もあるでしょうから、テスト費用等も含めて10億円ぐらいはかけていると想定してみます。

 

大雑把な計算ですが、任天堂の利益は180億円となります。

 

 これが単純に純利益に乗ってくる(実際にはそんなことはないですが)と考えると、2016年3月期の純利益160億円からおよそ倍増することになります。

 

ただし、それが実現したとしても任天堂のPERはおよそ100倍であり、超割高な数値には変わりありません。

 

ここからすると、任天堂の現状の株価を今後も肯定していくためには、上記のようなスーパーマリオランの成功に加え、来年3月までにリリースされるどうぶつの森とファイアーエムブレムの成功(両ソフト合計でマリオと同等の利益)が不可欠であると同時に次世代コンシューマゲーム機のNXが少なくともWiiUは上回り業績の足を引っ張らないことが必要と考えます。

 

これが実現すれば現状の株価でPER30〜50倍ぐらいまでは計算できるため、なんとか説明がつく株価水準になるかと思います。

 

では、なぜこんな状況下で私が任天堂株を所有し続けているかと言うと、それはひとえにゲーム業界では通常の業界ではあり得ないことが時に起こるからです。

 

ガンホーオンラインエンターテイメントがパズドラで倒産寸前だとばかりに投げ売りされていた株価を100倍にし、等の任天堂自身もDS時代に株価を急上昇させています。

 

その夢を追いかけているということかもしれません(笑)