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ソニーのゲーム事業の将来はスマートテニスセンサー?

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2年以上前のニュースになるが、ふと今さら目に飛び込んできたので、少し書いてみる。

 

「一流選手の如くテニスを科学する秘密兵器──ソニーのラケット装着型センサー」(GQ JAPAN)

http://gqjapan.jp/life/gear/20140120/smart-tennis-sensor#oeDCDKI8EFllPmP3.97

 

2014年、ソニーから画期的とも言える商品が発売された。

それが「スマートテニスセンサー」と呼ばれるもので、テニスのグリップエンドにセンサーをつけることで、スイングスピードやラケット面のどこでボールを捉えたかだけでなく、射出されたボールの速度や回転数までわかるというかなり先進的なものだ。

 

現状は値段(18,000円)の問題もあり、一般に普及しているとは言い難いが、それにしてもこれによって、アマチュアプレイヤーでも科学的な方向から上達の道を探ることが可能になったという意味で画期的だと思う。

 

そして、もう一つこれはソニーのゲーム事業において将来大きな方向性をもたらし得る製品だとも思う。

今のソニーは間もなく発売になるPSVRが話題を独占している。しかし、VRはゲームの出力に関する技術の進歩である。ゲームにはもう一つ、プレイヤーの入力という重要な要素がある。このセンサーはそれを変え得る製品とはならないだろうか。

 

入力面を画期的に変えたものとしては任天堂のWiiがある。そのコントローラーであるWiiリモコンはプレイヤーがリモコンを振ることで操作をするものだが、このテニスセンサーは振るという動作からボールに与えるエネルギーまで測るということに挑んでいる。

 

これを応用していけば、スポーツゲームでかなり実際に近いプレー(ラケットやゴルフクラブを振った時にボールに与える影響=距離ら方向、回転量など)をこれまでとは段違いに細かい単位で正確に測ることでできるようになったり、アクションゲームなどでタイミングだけではなく、プレイヤーの剣を振る強さ、スピードなどにより的に与えるダメージが変化したりとこれまでにないレベルへゲームが進化する可能性があると考えている。

 

ソニーはPSVRで未来への階段を一段上がろうとしている。今度はスマートテニスセンサーを応用してさらにその階段をもう一段上ってほしい。そのようなみらいを描くのがソニーという会社の真骨頂だと思う。