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ゲーム関連株決算考察(カプコン2017年第1四半期)

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 私が持っている銘柄を中心にゲーム関連株について書いてみたいと思います。1回目はモンスターハンターシリーズ、バイオハザードシリーズなどでお馴染みのカプコン証券コード:9697)です。

 ここ数ヶ月の株価はやや停滞気味です。

 7/28に発表された2017年度第一四半期決算の数字が原因でしょう。

  売上高:109.2億円(前期は145.4億円)

  営業利益:▲7.2億円(前期は20.2億円)

  経常利益:▲20.8億円(前期は21.3億円)

  純利益:▲14.1億円(前期は15.6億円)

 と軒並み数字を減らしています。

 

説明資料では「大型タイトルの投入サイクルの端境期」(つまり、有力タイトルがなかった)ということですが、昨年の資料でも全く同じことが書かれてあり、これはあまり関係なさそうな気がします。

 

前期との比較で違うところは今期はリピート販売(過去作品の再出荷)が伸び悩んでいるとの記載が見られるところです。

 

新作に比べて、決算上目立たないリピート販売ですが、開発費がほとんどかからないこともあって(すでに以前の決算で計上しているため)利幅が大きいのでしょう。

これがカプコンの今回の決算が低調な理由の一つになっていると思われます。(これ以外にもパチスロ部門でほとんど新機種の投入がなかったことも原因としてあります)

 

決算資料には書かれていませんが、非常に大きな開発等ビルを建てたことも原因となっているかもしれません。

 

現状の株価では今期予想PER17倍、実績PBRで1.6倍で可もなく不可もなくといったところ。

 

ここが今後、今以上に成長するにはバーチャルリアリティ(VR)の力が不可欠と思います。

バイオハザードやモンハン、ストリートファイターなどはいずれもVRによって魅力が何倍にもなり得る親和性の高いタイトルだと思うからです。

特にバイオハザードは迫力や恐怖感がVRによって段違いになるでしょう。それを待ち望んでいるファンは多いはずです。

 

その意味ではソニープレイステーションVRが普及するかどうかには注意を払う必要があります。今のところ、出せば即売り切れの状態が続いているようですが、これがヘビーなゲーマーだけなのかそれともライトユーザにも広がるのか、これによってカプコンの将来の業績もまた変わっていくのではないでしょうか。

 

※投資に関する最終判断はご自身で行っていただきますようにお願いいたします。

 

 

戦国BASARA 真田幸村伝

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