ゲーム株で勝ちたい!

ゲーム株を中心にその他もろもろ

岡田有希子さん

スポンサーリンク

1986年4月、トップアイドルに登りつめつつあった岡田有希子さんが突然に旅立たれてから30年が経ちました。

今年もまた多くのファンが四谷の旧サンミュージックの事務所前や彼女の眠る愛知のお寺に集まられたとのことです。

私は当時、小学生で岡田有希子さんのことは「くちびるネットワーク」がヒットしたことでその存在を知ったような感じでした。

しかし、今自分が大人になって、当時の有希子さんのことを振り返ると、すごく魅力的なアイドルであり人間であったことを思い知らされます。

当時はくちびるネットワーク以降の彼女しか知らなかったのですが、かわいいけれど、どことなく無表情であまり愛想があるようには思えなかったのです。それはおそらく彼女がいろいろと思い悩み、ストレスなどというレベルでは測れないものを抱えていたためにそうなっていたのであって、本当の彼女の魅力をはっきりとは伝えていなかったのでしょう。

しかし、それ以前の彼女の写真、映像、発言などを振り返ると、あっという間にその魅力に取り憑かれてしまいました。

有希子さんは芸能人、アイドルとしては飛び抜けて美人というわけではなかったと思うのですが、でも飛び抜けてかわいい存在だったんだなあと思います。

見た目にはとても清楚で屈託がない笑顔で、それでいてどこか淋しげな感じもある、他にはいないタイプのアイドルだと思います。

でも一番の魅力はその性格なんだろうと感じます。彼女は決して人を卑下したり、傷付けたりしない人です。当時の映像やインタビューを見るとそれがよく分かります。

そしてそれは彼女の弱さを表しているのではなく、優しさを表しているのだと思います。

彼女が強い人であったことは芸能界へ入るときのエピソードや竹内まりやさんに曲を提供してもらうまでの話を聞くと明らかです。

だから、自分を出せなくて結果的に相手を立ててしまうという人ではなく、本当に相手を傷付けるのはイヤ、そして周りにいる人に自分の歌や演技、トークを楽しんでほしい、そういう想いが溢れでる方だったんだろうと思うのです。

そういった性格が彼女の表情に表れ、あの柔らかな笑顔につながっていたのではないでしょうか。そこに私はとてつもない魅力を感じます。

彼女の死後、その存在は忘れられるどころか、今でも新たなファンを生み出し続けていると聞きます。

それは今の時代、芸能界がそうだというのではなく、世の中全体が相手を思いやる、他人の立場に立つということをややもすれば、忘れがちになる面があり、それが人々を疲れさせているところがある。そして、有希子さんは間違いなくその優しさを持っていた。その魅力にハマり、癒される人が多いということではないかと思います。

また、彼女の残した数多くの歌もとても30年も経っているとは思えないほど、新鮮で綺麗な声で素晴らしいものです。

私ものちの時代になってその魅力に気付いた一人ですが、今後も多くの方に有希子さんの魅力にどっぷり浸かってもらいたいと思います。