ゲーム株で勝ちたい!

ゲーム株を中心にその他もろもろ

今週のゲーム関連株ニュース(2018/2/15)

・日本ファルコム【3723】18年9月期第1四半期決算(1Q)は増収増益

 前年同期比売上高8.8%増、営業利益2.4%増、純利益は3.9%増に。主力タイトル好調

 ⇒毎回かなり地味な成長のファルコムだが、「英雄伝説」「東亰ザナドゥ」など主力タイトルが日本、海外とも好調で着実に伸びている。今後もここは急激ではなくゆっくり確実に伸びればと思う

 

・日本一ソフトウェア【3851】18年3月期第3四半期決算(3Q)は増収増益

 前年同期比売上高52%増、営業利益2.4倍、純利益は7.2倍に。スイッチ、PS4向けタイトル好調

 ⇒こちらは派手に業績を伸ばしてきた。スイッチ向け「魔界戦記ディスガイア5」が世界で20万本出荷など、スイッチ向けサードパーティタイトルも売れることを示した先駆的タイトルとなった。その意味でも功績は大きい

 

・ミクシィ【2121】18年3月期3Qは減収減益

 前年同期比売上高25%減、営業利益50%減、純利益は赤字に。ゲームはモンスターストライクのピークアウト感で減収減益に。純利益はチケットキャンプ終了の影響を受ける。

 ⇒日本におけるモンストのアクティブユーザ数は減り始めているように思われ、今後は海外展開がカギを握るか。チケットキャンプに代わる「家族アルバム みてね」の普及も重要

 

・DeNA【2432】18年3月期3Qは減収減益

 前年同期比売上高2.4%減、営業利益40%増、純利益20%減に。横浜DeNAベイスターズを中心とするスポーツ事業が好調で全体を押し上げる。ゲームは自社タイトル、任天堂との協業タイトルともに堅調。

 ⇒スポーツ=儲からないのイメージをあっという間に変えてしまったDeNA。今後はゲーム事業とのシナジー効果などを見込んだタイトルなども出てくるだろうか。ゲーム事業は堅調ながらも伸び率は鈍く、どうぶつの森などのさらなる成長が求められるか

 

・ボルテージ【3639】18年6月期2Qは減収営業赤字に

 前年同期比売上高21%減、営業以下全ての利益は赤字に。主力の女性向けタイトルが不調

 ⇒女性向けの恋愛ゲームの顧客離れが続いていて、抜本的なてこ入れが必須だろう。一応、優待でクオカードがもらえるがこの調子では廃止されても驚かない。男性向け、海外向けタイトルをどこまで伸ばせるかだが

 

・KLab【3639】17年通期は増収増益に

 前年同期比売上高16%増、営業利益36%増、純利益は黒字転換。「キャプテン翼」など主力タイトルが好調

 ⇒他社IPを使ったゲーム作りが得意な印象の会社だが、その力をいかんなく発揮しているようだ。今後は人員を増やしていくようでさらなる成長を見込む中で利益が落ち込むこともあるかもしれないが、スマホゲーム界の雄として成長を期待したい

 

・ネクソン【3659】17年通期は増収増益に

 前年同期比売上高28%増、営業利益2.2倍、純利益は2.8倍に。韓国で「アラド戦記」等好調

 ⇒韓国で「アラド戦記」「メイプルストーリー」が好調だが、中国は減収減益、日本は減収セグメント赤字に。この辺りは国ごとのスマホやPCゲームに対する現状の表れとも言える

 

・モブキャスト【3664】17年通期は増収営業赤字に

 前年同期比売上高6.6%増、営業、経常、純損失は前期より拡大。新作タイトル増加が売上増につながるも、広告宣伝費、ロイヤリティ費用の増加で営業赤字拡大

  ⇒スマホゲームで利益を出すために越えないといけない壁の一つである広告宣伝費が足を引っ張った模様。また他社IPを使用するためのロイヤリティ費用も重石か。スマホゲーム会社が赤字になる典型パターンの一つとなっており、早期の克服が期待される

 

・enish【3667】17年通期は減収営業赤字に

 前年同期比売上高11%減、営業、経常、純損失は前期より拡大。新作タイトル増加が売上増につながるも、広告宣伝費、ロイヤリティ費用の増加で営業赤字拡大

  ⇒通期では減収だが、4Q単体では欅坂46をメインに起用した「欅のキセキ」効果で増収に。ただ宣伝費等の増加で赤字拡大基調が変わっておらず、今後の収益確保策を見極める必要はあるか。またこのようなアイドル関連のゲームが長く息を保つかはまだ未知数であり、そこも慎重に見極めたい

 

・オルトプラス【3667】18年9月期1Qは増収営業赤字に

 前年同期比売上高33%増、営業、経常、純損失は前期より拡大。オフショア開発事業は好調もゲーム事業は減収営業赤字に

  ⇒「結城友奈は勇者である」をリリースも増収につながらず。今後はPSの人気タイトルであった「アークザラッド」等のリリースが浮沈を握るか

 

・イグニス【3667】18年9月期1Qは減収営業赤字に

 前年同期比売上高9%減、営業、経常、純損失に。

  ⇒婚活アプリ「With」拡大が寄与も、「ぼくとドラゴン」をはじめとするゲーム事業が足を引っ張る形に。VRを使用した健康事業やエンタメ事業を推進しているとのことだが、どういった成果を見せるか

 

・2018/2/11ゲームソフトランキング、モンハンワールド2週連続トップに

「モンハンワールド」の勢いは続いていて、PS4本体もけん引。「真・三國無双8」や「ソードアート・オンライン」がその後に続く。PS4の好調が際立つ2月となっている

今日のゲーム関連株ニュース

・日経平均株価、大幅続落、一時1200円超の下落

 午前の終値は前日比1194円21銭安の21,487円87銭となった。前日のニューヨークダウ工業株30種平均株価が1100ドル以上の値下がりとなったことを受けたもので中国等アジア各国も急落している。

東証一部全体で値上がり銘柄数はわずか14銘柄、変わらずが3銘柄であとの2,000銘柄以上、率にして99.1%の銘柄が値下がりしている。

 ゲーム関連株では

  任天堂【7974】44,040円(▲2,870)

  ソニー【6758】5,302円(▲266)

  コーエーテクモHD【3635】2,260円(▲149)

  セガサミーHD【6460】1,349円(▲100)

  カプコン【9697】3,765円(▲250)

  バンダイナムコHD【7832】3,255円(▲165)

  スクウェアエニックスHD【9684】4,810円(▲330)

  コナミHD【9766】5,440(▲350)

と全面安の状況で、軒並み5〜10%近い大幅な下落となっている。

 

→これは天与の買い場なのか、はたまた新たな下落相場の始まりなのか。ニューヨークが日本時間の午前5時から急に500ドルも値下がりしているところからすると、おそらく自動売買が入ったのだろうと思うが、こういった売買はファンダメンタルに関係なく注文を叩きつけてくるだろうから、あまり惑わされすぎないように気をつけようと思う。

 

・ツタヤゲームソフトランキング、モンスターハンターワールドが2週連続首位

 →携帯機限定、日本限定のイメージがあったモンハンだが、PS4でのこの売れ方、欧米でのヒットを見ると、もはやそうしたレッテルは剥がれたのだろうと思う。

  

今日のゲーム関連株ニュース(2018/2/3)

・ソニー【6758】18年3月期第3四半期決算は増収増益

 前年同期比売上高15%増、営業利益3.6倍、純利益11.1倍に。ゲーム、音楽、映画(ジュマンジ等)、金融、半導体(cmos等)、ホームエンターテインメント(4Kテレビ等)堅調、モバイルのみ減益に。

PS4は累計7,360万台販売、PSプラス加入者は3,150万人に。ゲーム分野の通期見通しはPS4の値下げ販売等で売上高は10月時点よりやや下方修正。営業利益は変わらず。

なお音楽分野にはスマホゲーム「Fate/Grand Order」の売り上げが入っていて、これが収益を押し上げている。

 ⇒PS4が変わらず好調なソニー。ゲーム分野においては現行機が絶好調なので、もはやいかにしてPS5(?)にうまくつなげていくかを考えはじめる段階に入っているのではないだろうか。

また下記記事にもあるようにスマホ出荷のピーク感によるモバイル分野、半導体分野をどのように今後展開するかも一つのカギか。自動運転分野などでどこまで切り込めるか。

 

・ガンホー・オンライン・エンターテイメント【3765】18年3月期第3四半期決算は減収減益

 前年同期比売上高17%減、営業利益25%減、純利益19%減に。パズドラの漸減傾向を他タイトルで補えず。

 ⇒やはりパズドラ一本足打法傾向は強く、今後はeスポーツ認定タイトルとなったパズドラを再びどこまで押し上げられるかが焦点か

 

スマホ世界出荷台数、初の減少、17年

 2017年スマートフォンの世界出荷台数は前年比0.1%減の14億7240万台に

 ⇒これで即、スマホを持つ人が減ったというわけではなく、この先もよほど革新的なデバイスが出ない限り携帯ツールとしての座はゆるぎないだろう。ただ、ゲームの上ではコンシューマゲームの良さが見直された一年でもあったと思うので、何か既存とは違うスマホゲームの登場を待ちたいところ

今日のゲーム関連株ニュース(2018/2/2)

・グリー【3632】Switch向けに「釣り★スタ」を2018年に配信予定。これを機に家庭用ゲーム市場に参入(2/2)

 

・グリー【3632】18年3月期第3四半期(3Q)決算は増収営業増益に。純利益は減(売上高35%、営業利益24%増、純利益69%減)

既存タイトルテコ入れ奏功も為替差損(2/2)

 

→スマホでは表記の「釣り★スタ」の他にも「探検ドリランド」「消滅都市」などヒット作があるので、うまく家庭用向けにカスタマイズできれば面白いかも

 

・ホシデン【6804】18年3月期3Qは増収増益(売上高2.5倍、営業利益20倍、純利益5.6倍)アミューズメント、自動車、移動体通信向け各種部品が伸びる。通期配当予想上方修正(10→20円)(2/2)

 

・メガチップス【6875】18年3月期3Qは増収増益(売上高38%、営業利益74%増、純利益は前期は赤字)家庭用ゲーム機ソフトウェア向けLSI等が好調(2/1)

 

→両社ともスイッチ需要で業績急回復。株価もうなぎ登り。メガチップスは唯一ゲームソフトを無料でもらえる優待を実施しているが、もらうには時価で200万円弱必要…

 

・ポケモンGOのNiantic、AR(拡張現実)のEscher realityを買収。これによりマルチプレイヤーでのARが可能に。(2/2)

 

→複数プレイヤーで同一拡張現実内でプレーが可能になる技術を持つスタートアップ企業の買収。複数プレイヤーで同時プレーするポケモンGOは生まれるだろうか

 

・任天堂【7974】スマートデバイス向けに「マリオカートツアー」を2018年度中に配信予定(2/1)

 

・任天堂【7974】イルミネーション・エンターテインメント社と共同で「スーパーマリオ」映画化。マリオの生みの親宮本茂氏も共同プロデューサーとして参画へ(2/1)

 

・任天堂【7974】Switch向けオンライン有料サービスを2018年9月から開始。料金は300円/月を予定(年間契約で半額に)スマホとの連携サービスや「クラシックゲームセレクション」(スーパーマリオ3、ドクターマリオ、バルーンファイトなど)の配信などを盛り込む(2/2)

 

→任天堂が総合エンタメ企業としての道を歩き出した。将来はウォルト・ディズニーのようになっていくのだろうか。さらに収益安定化に向けてか月額サービスも開始。1年前までの不調が嘘のような好調、攻勢ぶりで見ている方も楽しい

 

・ソニー【6758】吉田憲一郎副社長兼CFOが社長兼CEOへ昇格、平井一夫社長は代表権のない会長へ(2/2)

 

→ゲーム事業はじめソニーの各種事業をドン底から立て直し、軌道に乗せた平井社長、それを引き継ぐ吉田新社長がどのような舵取りをするか期待

 

 

 

 

 

任天堂第3四半期決算発表ほかゲーム関連株ニュース(2018/1/31)

大手ゲーム関連会社の決算が出て来ましたので更新します。

 

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・4gamerランキングで「モンスターハンターワールド」が124万台で初登場首位、これに伴いPS4本体も14万台を売り上げる。モンハンブランドは据置機でも健在。他はそろそろ年末年始効果も薄れてきたか少なめの数字に。スイッチは4.7万台

 

・任天堂【7974】18年3月期第3四半期(3Q)は増収増益(前年同期比売上2.75倍、営業利益5.94倍、純利益31%増)3DSピークアウト感もスイッチが世界的に好調で業績引っ張る。「スーパーマリオ オデッセイ」は世界907万本販売。スマホゲーム売上も増。スイッチ今年度出荷台数を1500万台に、通期予想、配当予想(360円→500円)も上方修正。18年度のスイッチ販売目標は2000万台以上(1/31)

 

・カプコン【9697】18年3月期3Qは減収営業増益(売上10%減、営業利益36%増、純利益60%増)コンシューマはスイッチタイトル中心に好調、アミューズメント事業も好調も遊技機関連が足を引っ張る。モンハンワールドには会社側も期待大(1/31)

 

・コーエーテクモHD【3635】18年3月期3Qは減収営業増益(売上0.7%減、営業利益62%増、純利益38%増)通期予想は据え置き。遊技機関連が売り上げ落とすもゲームは好調。VR等新分野に積極進出と明言(1/29)

 

・コナミHD【9766】18年3月期3Qは増収増益(売上9%増、営業利益30%増、純利益32%増)フィットネス事業不調も「パワプロ」等スマホを中心にゲーム事業好調。通期予想は売上高引き下げも営業利益、純利益は引き上げ、増配(60→65円)予定。「パワプロチャンピオンシップス」(パワプロのeスポーツ)が活況とのこと(1/31)

 

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・サン電子【6736】18年3月期3Qは売上高増も営業赤字拡大(売上18%増、10億円の営業損失、9.6億円の純損失)モバイルデータソリューション(犯罪捜査機関、携帯電話販売店向け端末等)、エンタメ(ゲーム等)とも売上伸びるも人件費、研究開発費の増加等が響く。今後もPS4等のVR関連に注力と(1/31)

 

・東映アニメーション【4816】18年3月期3Qは増収増益(売上13%増、営業利益18%増、純利益12%増)。通期業績予想を上方修正。「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」等各種スマホゲームが好調。アニメ等映像事業は減益(1/26)

 

・東映アニメーション【4816】18年4月1日付で1:3の株式分割を実施。これに伴いクオカード優待をもらえる基準も変更(分割後100株で1200円、300株2400円、500株3600円相当等)(1/26)

 

・マーベラス【7844】18年3月期3Qは減収営業減益(売上19%減、営業利益22%減、純利益28%減)通期予想を下方修正。コンシューマゲーム、音楽映像事業は好調もスマホゲームの不調や開発中止などが足を引っ張る。海外コンシューマ事業は好調(1/31)

 

・イマジニア【4644】18年3月期3Qは増収増益(売上22%増、営業利益58%増、純利益63%増)ゲームがスマホ、コンシューマとも好調、海外へのアニメ、ドラマ配信サービスやドコモ向けサービスも好調で通期利益、配当予想(22→25円)も上方修正。スマホ向け「キキ&ララのトゥインクルパズル」「すみすみ」に加え、スイッチ向けタイトルを開発中(1/31)

 

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・英国1/27付ゲームソフトランキングは「モンスターハンターワールド」が初登場首位。「ドラゴンボールファイターズ」が初登場2位。その後に「コールオブデューティー」「FIFA」やスイッチのビッグタイトルなど定番作品が続く

 

・米国12/9付ランキングは「スーパーマリオオデッセイ」が首位。スイッチタイトルの好調際立つ

 

→スイッチを中心にコンシューマゲームが盛り返して来た1年を象徴するような決算が続く。スマホゲーム関連は本当に良質なゲームを出している企業を見極める必要があるだろう。なんでも上がる数年前の好況はすでに終わっているのだろう。

それにしてもWiiUとスイッチは両方ともソフトの質という意味では両方とも高いと思うが、ハードでここまで様相が一変するというのは今更ながら驚きである。この辺りがゲーム関連の面白いところ

 

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今週のゲーム関連株ニュース(1/25)

不定期でゲーム関連株のニュースを載せていきます。

 

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・任天堂【7974】スマホアプリ「Miitomo」を18年5月9日にサービス終了(1/25)

 

・任天堂【7974】が5万円まであと一歩の49,980円をつける。2008年以来の高値に。Switch向け「Nintendo Labo」の発表を引き続き好感(1/23) 

 

・中国のXPEC社、オルトプラス【3672】との資本業務提携解消に向け、同社株式売却へ(1/23)

 

・ベクター【2656】18年3月期第3四半期は減収、営業赤字拡大。法人向けソフト回復も、ゲーム不振(1/24)

 

・ミクシィ【2121】チケットキャンプ問題で第三者委員会による調査開始へ(1/24)

 

・ソニー【6758】やマイクロソフトのゲーム事業に関わったフィル・ハリソン氏がグーグルのハードウェア部門へ移籍。VR事業の統率か

 

・JPモルガン証券がソニー【6758】の投資判断引き下げ。ゲーム事業好調もiPhone X売上不振によるイメージセンサー事業の不調が見込まれると(1/24)

  

・ドリコム【3793】18年3月期第3四半期は増収増益。ダビスタ等既存ゲームが好調(1/25)

 

・ボルテージ【3793】18年6月期予想を下方修正。営業赤字転落へ。女性向け既存タイトル苦戦(1/25)

 

・フリュー【6238】三嶋取締役が新社長に、田坂社長は会長へ(1/25)

 

・週間ゲームランキングでは、Switch「マリオ+ラビッツ キングダム」が6.6万本でトップ。PS4/VITA「銀魂乱舞」は6.1万本で前作上回る。ハードではPS4が5.2万台でトップ。Switchは4.3万台(1/24)

 

・海外ゲームハード、年末商戦は米国で三つ巴もSwitchが首位、XBoxが新機種効果で僅差2位。欧州はPS4堅調

 

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→ソニーの投資判断引き下げによる株価急落は、市場にそれなりのインパクトがあった。映画事業、さらにPS4が発売から丸4年となる現在も売れるなどゲーム事業は好調だが、景気敏感事業のイメージセンサー事業は好不調の波が激しく、リスク要因ではあるだろう。

 

→任天堂も久しぶりの50,000円まであと一息だったが、円高に足を引っ張られたか、その後下落。割安とは言えない株価だけにここからの上昇は市場環境の良さが必要か。

 

→スマホ、オンラインゲームではダビスタ好調のドリコム、不調のベクター、微減のサイバーエージェントなど明暗が分かれた。任天堂ですら絶好調とは言えない世界で今後さらに優勝劣敗が進むことが予想される。

 

→PSやXbox事業に関わったフィル・ハリソン氏がグーグルへ。市場の見方ではVR事業に関わるようだが、あるいはゲーム事業参入への布石となる可能性も否定できない。

 

→フリューの社長交代、ゲーム事業が未だ赤字である中、主力のプリクラ事業に陰りが見えており、どこまで立て直せるか。

 

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次世代3DSは出るのだろうか(ゲームランキング_2017/9/28)

・今週はSwitch「ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT DX」が5.3万本で1位となった。WiiU版のリメイクと言える今作だが、初週ではWiiU版よりはやや数字を落としている。ただ、すでにこのゲームのファンの多くはWiiU版で遊んでいる可能性が高いだろうから、この数字は上々だと言える。

 

・PS4「NBA 2K18」が1.4万本で4位。PS4+PS3であった前作よりも数字を多少ではあるが伸ばしている。このあたりは昨年から分裂していたプロリーグが統一されたBリーグが始まり、バスケに対する関心が高まった効果も出ているのかも。 

 

・Switch「ドラゴンクエストX オールインワンパッケージ」は0.9万本で7位。どの機種で出してもいまだにそれなりの数字を売ってくるあたりは、ドラクエブランドの底力であろう。

 

・PS4「マーベル VS. カプコン:インフィニット」は0.8万本で8位。前作は8万本を売っているが、宣伝不足なのか、もはやIPとしての力がないのか10分の1に激減。これでは次回作も微妙と言わざるを得ない。

 

・PS4「プロジェクトカーズ2」は0.7万本で10位。こちらも昨年発売の前作よりやや数字を落としているが、1000本程度であり、粘っていると言える。

 

・16位はPSVita「ニル・アドミラリの天秤 クロユリ炎陽譚(限定版含む)」で0.5万本。女性向けの恋愛アドベンチャーゲームということだが、それでも(男性向けに比べると売りにくいと思われる)コンシューマ向けで健闘していると言える。ここ1年程、業績で苦労しているボルテージ(女性向け恋愛ゲームが得意)も参入を検討してみては・・・?甘くない世界ではあるが・・・。

 

・18位にPS4「龍が如く 極」の値下げ版が入っている。0.4万本とこの手の値下げタイトルとしては結構多い売り上げである。少しずつではあるが、従来のファンに加えて新規ファンを獲得しつつあるということかもしれない。

 

・ランキングとは関係ないが、最近日本ファルコムの株価が冴えない。すでに今期決算見通しを上方修正、記念配当の実施、閃の軌跡最新作の予約絶好調と良いニュースばかりなのだが、なぜか上値が重い。誰か大株主が継続的に売っているのでないかと勘繰りたくなる値動きである。

 

・今回、新作が多かったこともあるが「ドラクエ11」以外の3DSタイトルがトップ10から消え、すべてSwitchとPS4タイトルとなった。日本においてはこの2強時代に入っていくのかもしれない。

 

・一方で欧米でもアメリカのランキングでは8/12はSwitchタイトルが上位3位までを独占している。イギリスではPS4タイトルがランキング上位を占めている。その他の欧州地区ではSwitch、3DS、PS4タイトルが入り乱れている状況だ。

しかしどの地域もソフトの総販売本数やハード本体の普及状況から考えると、現状は今までの貯金でPS4がやや優勢だろう。ただ、Switchも今後、来年あたりまでは普及台数を伸ばしてくるのはほぼ確実だろう。

その点も考えると、おそらく日本と同じ2強時代を迎えようとしているのではないだろうか。

 

・そんな中で任天堂の携帯ゲーム機3DSであるが、後継機は出るのだろうか。出すための条件のようなものを考えてみたので少し列挙してみたい。

 

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まずは3DSの後継機を出すことによるメリットとデメリットである。(○がメリット、×がデメリット)

○Switchではカバーしきれない携帯ゲーム機のよさを追及できる

 ⇒Switchは基本的には据置機である。今後改良もされていくのであろうが、最初から携帯機として設計されたゲーム機よりもやはり携帯性やバッテリーの持ちなど携帯機の長所という観点ではやや劣るのではないだろうか。専用に設計された携帯機はその点については高い競争力を持つだろうと思う。

 

○携帯ゲーム機市場を独占できる

 ⇒スマートフォンなどの台頭により、DS全盛時代と比べると明らかに携帯ゲーム機の市場規模は小さくなっていると思われるが、それでも依然として大きな需要は残っている。現状、3DSの独り勝ちと言っていいその市場を次世代機を出すことで今後も独占できる可能性が高い。

 

○値段の安さで勝負できる

 ⇒Switchはハードのみの価格はほぼ3万円である。任天堂の得意とする小中学生や新興国への展開などを考えるとより安価で買える携帯機を用意しておくことはメリットになるのではないか。

 

×開発費がかさむ

 ⇒ハードウェアの設計費用、ソフトをマルチ展開する場合の費用など、開発費は1機種の場合に比べて高くつくだろう。

 

×自らの据置機市場のパイを奪う可能性がある

 ⇒3DS次世代機を出した途端、メーカーもユーザーもSwitchから次世代機に関心が移り、その結果Switchの市場が縮小する可能性がある。

 

 

次に3DS後継機を出さないことによるメリットとデメリットである。

○開発費を抑えることができる

 ⇒ゲーム機が1つになるので、同じソフトを3DSとSwitch用に開発するようなことがなくなり、結果開発費を抑えることができる

 

○メーカーの分散を抑え、1つのゲームに多数のメーカーやタイトルが集まり、ユーザに訴求することができる

 ⇒「とりあえずSwitchを買っておけば、ほとんどのゲームはできそうだ」とユーザーに思わせることで、ハードを買うときに携帯と据置のどちらにしようかという躊躇をなくさせる上にソフトの多さがハードの購入を後押ししてくれる。

 

×携帯ゲーム機市場に他社の参入を許す危険性がある

 ⇒例えばAppleやGoogleといったモバイルデバイスに関連するメーカーが任天堂やソニーの撤退によりすっぽりと開いた携帯ゲームカテゴリーにいきなり参入し、ユーザのニーズや比較的小規模のソフトメーカーを奪っていくかもしれない。

 

×新型ゲーム機発売イベントが半減する

 ⇒新型ゲーム機発売はそれだけでゲームファンにとってはお祭りであり、メーカーにとっては需要を掘り起こしていく好機でもある。任天堂の場合、このイベントが今まで2,3年に1回のペースであったのだが、それが単純計算で5,6年に1回になる。この差は大きいのではないか。

 

×1機種に絞ると、売れなかった時のリスクが増大する

 ⇒任天堂はかつてNintendo64などでPSの後塵を拝した経験がある。しかし、そのときにも業績が落ち込まなかったのはゲームボーイ+ポケモンがあったからと言える。その後、ゲームキューブも売れたとは言えない状況だったが、ゲームボーイアドバンスなどが堅調に売れ、任天堂の業績を支え続けた。もし、3DSがなくWiiUだけであれば、もっと業績は悪化していた可能性は高い。今後、Switchやその後継機が売れ続ける保証はなく、1機種にした場合は相対的にリスクは増加する。

 

×今後、据置機に携帯機能を持たせ続ける必要がある

 ⇒携帯ゲーム機から撤退することになるとは言え、家の中、外で気軽にゲームをプレーし続けたいというニーズは今後もあり続けるだろう。それにこたえるために据置機は携帯機能を持たせることが前提になり、それが新しい機能をハードに持たせたい場合の足かせになる可能性がある。(まあ、そうなれば携帯機復活ということでもよいのだが)

 

こう見ると当たり前だが、出す場合と出さない場合でメリットとデメリットは裏返しになっている。いろいろ列挙して思うことは、任天堂の場合、まだまだ携帯ゲーム機を出す意味合いは大きいのではないかということだ。個人的には任天堂は恐らく何らかの次世代携帯ゲーム機を出せる準備はしているのではないかと見ている。突然、開発を全てやめてしまいもう何もやっていないという可能性は低いだろうと思う。現状はSwitchと3DSの売り上げ状況や反響などを見つつ、業績や他社(ハードメーカーやサードパーティなど)の動向を確認しながら、次世代機を出せる余裕が出てきたら投入していこうと考えているのではないか、と想像している。

 

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4gamerゲームランキング(2017/9/8-9/24)

・日本ゲームソフトランキング(カッコ内は累計)

1位:ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT DX【Switch】53,395本(53,395本)

2位:スプラトゥーン2【Switch】21,897本(1,160,859本)

3位:ウイニングイレブン 2018【PS4】16,854本(81,196本)

4位:NBA 2K18【PS4】14,487本(14,487本)

5位:マリオカート8デラックス【Switch】11,457本(705,642本)

6位:Distiny2【PS4】11,036本(81,317本)

7位:ドラゴンクエストX オールインワンパッケージ【Switch】9,487本(9,487本)

8位:マーベル VS. カプコン:インフィニット【PS4】8,273本(8,273本)

9位:NEW みんなのゴルフ【PS4】7,738本(144,432本)

10位:ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて【3DS】7,482本(1,727,913本)

 

・日本ゲームハードランキング(カッコ内は日本での累計概算、XBOXOne以外1万台未満切り捨て)

PS4:23,814台(517万台)

PS3:87台(1,046万台)

Vita:3,707台(566万台)

Switch:43,426台(143万台)

WiiU:56台(334万台)

3DS:19,272台(2,383万台)

XBOX One:76台(7.9万台)

 

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PSの次世代はどのようなものになるだろうか(ゲームランキング_2017/9/23)

・今週はPS4「ウイニングイレブン2018」が6.4万本で初登場首位。7位にPS3版が入っており、合計では7.7万本となった。前作より下回る初週となったが、これは日本でもライバルである「FIFA」シリーズに客を奪われているのだろうか。

 

・3DS「メトロイド サムスリターンズ」は3万本で3位。リメイク作でもあり、任天堂タイトルとしてはやや地味な印象もあるが、しっかりとした出足でこの辺はファイアーエムブレムと同じく固定ファンがいるのが大きいのだろう。そして昔から「メトロイド オモロイド」と言われる通り、ほとんど面白さにおいて期待を裏切らないタイトルでもある。

 

・PS4「アンチャーテッド 古代神の秘宝」が2.3万本で4位。前作からの追加エピソードでもこれだけ売れるのはこちらもやはり面白さに定評があるタイトルだからだろう。タイトル買いする人も多いのではないだろうか。

 

・PS4「F1 2016」は0.7万本で11位。前作よりは僅かではあるが本数が増えている。(ただし順位は落ちている)こちらも毎年出る定番タイトルであり、一定の需要はあるのだろう。

 

・PS4「NEW みんなのゴルフ」は3週目は1.3万本で合計では13万本を超えた。最終的に20万本を狙えそうで好調だ。

 

・Switch「チャンピオンジョッキー スペシャル」は0.2万本で20位。かなり久しぶりの新作でどちらかというとマイナーなタイトルだが、この売り上げと順位はコーエーテクモにとっても予想外だろう。この手のタイトルが0.5-1万本売れる市場になればと思うのだがなかなか難しいだろうか。

 

・日本のハードランキングではSwitchは4.4万台。最近は4-5万台をキープしているが、それでもまだまだ入手困難な状況で潜在需要はどこまであるのだろうか。新作の「スーパーマリオ オデッセイ」も相当売れることが考えられ、そのあとはクリスマス需要もあり、やはり年内は全く持って手に入らないのだろう。個人的には仕方なくWiiUで「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」をやろうかと考えている。

 

・好調の続くPS4だが次世代の戦略はどのようになるのだろう。すこし考えてみた。というか、完全に個人の妄想ですが・・・。

 

 まず当然ながら、据置機の性能はPS4Proを遥かにしのぐものになるだろう。現状のPS4でも例えば、ゲーム内の全てのセリフがボイス有りというわけではなく、テキストのみの部分を相当あるゲームが多い。この辺りを全てボイスにでき、なおかつムービーパートと同じぐらいの画質をゲーム上でも実現するぐらいのところを最終目標として、そこに近づくべくやれることをやるという感じになるだろう。

 

 とは言え、値段的には現状の4-5万円台ぐらいが普及を考えると限界だろう。2017年現在の高性能ゲーミングPCのような性能を5万円で実現するぐらいが目標だろうか。

 

 一方、携帯機は現状のVita(日本で週販4千台、欧米ではさらに少ない、またSIE自身がソフトをほとんど出さない)を見ていると、次世代機は出さないような気もする。それよりもアンドロイド端末を使用して、コントローラをつなげた形での据置機リモートプレイのようなものに力を入れそうだと思う。VitaではすでにPS4リモートプレイを実現しているし、PS1のゲームがスマホ上で遊べる仕組みを作った実績もある。だとすれば、技術的には十分可能だろうし、現状のPS4のユーザの多さから考えても市場規模はかなりのものになると思う。

  

 PSVRだが、SIEハウス社長が「次のステップでは大手の制作会社に参入してもらいたい」とインタビューで発言している。つまり現在はインディー系など小規模開発のソフトが中心になっているということだ。サードパーティに期待する部分もありながらSIE自身も何らかのタイトルの準備はしているのではないだろうか。例えばグランツーリスモあたりがVR専用タイトル(対応、でもよいが)になるとかなり注目を集めるだろう。一朝一夕でできる話ではないが、VR普及を目論むソニーにとって市場を引っ張る自社タイトルは欠かせないだろう。

  

 その他に個人的に想像していることとしては、インディーよりも規模の小さいほとんど個人でゲーム開発者に向けて、CS機開発のための門戸を開くのではないかというのがある。もちろん、メーカー製のソフトと個人開発のソフトを同列に並べることはできないが(ソフトの質を保証できなくなるため)安価で開発できる仕組みを提供し、SIEの審査を通れば、実際にネットワーク上で販売などができるという形だ。つまりiPhoneアプリのPS版のようなものだ。

 

 これは数年前にPlaystation Mobile SDKというもので一度実現したことがある。プロが使うような高性能な開発キッドではないものの、キッド自体は誰でも無料でダウンロードでき、できたソフトはSIEの審査を受けた上でVitaで遊べるソフトとして販売することができた。この時は残念ながら思うような広がりを見せられなかった。すでにUnityやcocos-2d-x、Unreal Engineなどのゲーム開発エンジンが広く普及していたことが主な原因だと思われる。

 

 しかし、逆に言えばそれだけゲーム開発エンジンに触れている人は多く、その中の多くの人はPSのようなコンシューマ機でゲームを出したいと夢見ているだろう。その中には思わぬ才能が埋もれている可能性も十分になる。CS機だけでなくPCやスマホとも戦わなければならない今のゲーム業界に置いて、そういった個人開発者にスポットライトを当てることは必須だし、おそらくソニーも何らかの対策は考えているのではないかと思う。これは任天堂やマイクロソフトについても同様だ。

 

 あとはクラウドゲームについてもそろそろ動きを見せてくるだろうと思う。通信業界では5G企画があと数年で実現しそうな感じだし、いきなり完全にクラウド化するのは無理としても、次世代機にはクラウドゲームで遊べるような設計は施されるだろうし、いくつか実験的なタイトルなどは出してくるのではないか。

 

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4gamerゲームランキング(2017/9/11-9/17)

・日本ゲームソフトランキング(カッコ内は累計)

1位:ウイニングイレブン 2018【PS4】64,342本(64,342本)

2位:スプラトゥーン2【Switch】37,481本(1,138,962本)

3位:メトロイド サムスリターンズ【3DS】30,855本(30,855本)

4位:アンチャーテッド 古代神の秘宝【PS4】23,131本(23,131本)

5位:Distiny2【PS4】20,018本(70,281本)

6位:NEW みんなのゴルフ【PS4】13,487本(136,694本)

7位:ウイニングイレブン 2018【PS3】12,777本(12,777本)

8位:マリオカート8デラックス【Switch】10,971本(694,185本)

9位:ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて【3DS】10,525本(1,720,431本)

10位:モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.【Switch】9,414本(133,621本)

 

・日本ゲームハードランキング(カッコ内は日本での累計概算、XBOXOne以外1万台未満切り捨て)

PS4:24,660台(515万台)

PS3:99台(1,046万台)

Vita:3,847台(566万台)

Switch:44,052台(139万台)

WiiU:86台(334万台)

3DS:21,565台(2,381万台)

XBOX One:57台(7.9万台)

 

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もし任天堂が株主優待をやるとしたら(ゲームランキング_20170916)

・今週はPS4「Distiny2」が5万本で初登場首位。前作「Distiny」の初週15万本(PS4とPS3合算)の3分の1程度となった。かなり落としてはいるが、大々的なプロモーションのあった前作に比べ、今作は静かなデビューとなっていることなどを考えると、ソニーとしては許容範囲の数字だろうか。最近のSIEタイトルは粘る傾向があるし、売り切れの店舗も出ているようなので、次週以降にも期待できるのではないだろうか。

 

・Switch「ドラゴンボール ゼノバース2」は2.4万本で3位となった。リメイク作であるが、3位というのは良い位置である。おそらく今のところはSwitchにはVita系タイトルより3DS系タイトルの方が売れる傾向はあるのだろう。今後、ゲームマニア向け中堅タイトルをどうやって売っていくかは課題ではあるが。

 

・PS4、Vita「この素晴らしい世界に祝福を! -この欲深いゲームに審判を!-」は10位と11位でそれぞれ0.7万本。新規タイトルで合計1.4万本は健闘だろう。ただ、この手のアニメを題材にしたタイトルで僅かながらでもPS4が上に来たというのは、VitaからPS4へ移行したユーザがかなり多く出ていることの表れかもしれない。

 

・PS4「NEW みんなのゴルフ」は2週目も2.2万本で4位となっている。前作「みんなのゴルフ6」はデータがないが、おそらく2週目に2万本を割り、順位も急落していたように思うので、そこからするとかなり良い順位と本数だろう。評判も悪くなく、後から購入するユーザーが一定数いるのだろう。

 

・日本のハードランキングではSwitchは4.5万台。「スプラトゥーン2」が4.4万本なので、同梱版の影響もあるだろうが、計算上は本体を買った人ほぼ全員が「スプラトゥーン2」も買っていることになる。Switch本体の累計台数と「スプラトゥーン2」の累計本数を見ても9割の人が買っていることになり、変わらず化け物ぶりを見せつけている。

 

・PS4はProが新色効果もあって再び台数を1.1万台と伸ばして来た。3DSも現在は「2DS」と「NEW3DS,2DS」があるが、こちらは「NEW」でしか出来ないゲームがあるのに比べて「PS4Pro」は別に専用ソフトがあるわけではない。それでいて、この健闘は今後のゲームハードのあり方自体を変えるものかもしれないぐらいのインパクトがある。

 

・今日から「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」が発売になったが、Amazon、ヨドバシはじめWeb、実店舗ともあっという間に売り切れたようだ。ただ、ジョーシンWebでは9/20の午後から抽選販売をするそうなので、買いそびれた方はそちらにかけてみては?

 

・暇だったので、もし任天堂が株主優待を実施するならどんなものが良いか考えてみた。株主総会で2,3年に1回は質問(というか要望)として出され、その度に経営陣にはぐらかされる優待について。多分、永遠に実施されることはないだろうと思うが、万が一実現するならどんなものが良いかを考えてみた。

 1.ゲームソフト1本プレゼント

  →まあありきたりではあるが、よくある自社商品の贈呈。ただし、これはやってもオークションに流れるだけ(昔、コナミの子会社が優待でゲームソフトをくれたが、ソフトが届く6月にコナミのソフトがヤフオクに大量出品される事態となった)なのであまり良くないと思う。やるとしたらダウンロード版が良いだろう。

 

 2.ゲーム購入割引サービス

  →コーエーテクモがやっている優待。しかし定価からの割引になるので、実質、その辺の家電店で買うのとあまり変わらずお得感は薄くなるだろう。

 

 3.開発現場や工場の見学

  →鉄鋼や自動車メーカーでよくやっている優待。抽選で100人ぐらいの株主に開発現場などを見てもらう。ものが発売前のゲームだけにネタバレにならない配慮は必要だが、実際にゲームがどのような場所でどのような雰囲気で作られているかを知りたい株主は多いだろう。

 

 4.ゲームクレジットに名前が載る

  →抽選で5人ほどがゲームのエンディング時等に流れるクレジットで「Special Thanks」等で名前が出てくる。

 

 5.経営陣と社員食堂で食事会

  →これも抽選になるが、選ばれた数人が経営陣と社員食堂でお話ししながら食事ができる。ウォーレン・バフェットさんがたまにオークションに出す食事会のようなもの。時間は1時間でその間は色々質問ができる。ただし答えてくれるかはわからないが。食費は自腹。

 

 6.ゲーム製作教室の受講

  →これもやっぱり抽選だが、以前、任天堂が学生相手に開いていた(今も?)ゲーム製作のアカデミーの簡易版みたいなものを受講できる。ここから大作が生まれるかも…!?

 

まあ、単に筆者が欲しいものを並べただけ、ということで。

 

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4gamerゲームランキング(2017/9/4-9/10)

・日本ゲームソフトランキング(カッコ内は累計)

1位:Distiny2【PS4】50,263本(50,263本)

2位:スプラトゥーン2【Switch】44,981本(1,101,481本)

3位:ドラゴンボール ゼノバース2 for Nintendo Switch【Switch】24,045本(24,045本)

4位:NEW みんなのゴルフ【PS4】22,488本(123,207本)

5位:ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて【3DS】15,993本(1,709,906本)

6位:モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.【Switch】12,811本(124,207本)

7位:マリオカート8デラックス【Switch】10,526本(683,214本)

8位:ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて【PS4】9,147本(1,337,602本)

9位:スナックワールド トレジャラーズ【3DS】7,079本(155,149本)

10位:この素晴らしい世界に祝福を! -この欲深いゲームに審判を!-【PS4】7,044本(7,044本)

 

・日本ゲームハードランキング(カッコ内は日本での累計概算、XBOXOne以外1万台未満切り捨て)

PS4:29,482台(513万台)

PS3:115台(1,046万台)

Vita:3,913台(566万台)

Switch:45,439台(134万台)

WiiU:90台(334万台)

3DS:21,134台(2,378万台)

XBOX One:63台(7.9万台)

 

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ゴルフゲームの今後(ゲームランキング_2017/9/7)

4Gamerゲームランキングから

 

・PS4「NEWみんなのゴルフ」が初登場首位となった。売上は10万本で前作「みんなのゴルフ6」の初週を0.4万本程度上回った。

久しぶりの新作でのこの売上は好調と言える。来週以降も着実に売って20万本は売れてほしい。

しかしゴルフゲームは今後、リアルゴルフとの争いが大変だろうなと思う。かつての金のかかるスポーツというイメージが少しずつ薄まってきて、日本では若い女性なども気軽に手を出すスポーツになってきた。

その中であえてゴルフゲームに手を出す層を増やしていくのは並大抵ではないだろう。人にもよるだろうが、やはりスポーツというのはどうしてもゲームでやるよりリアルにやる方が楽しく感じられる面があるからだ。

それがたとえ下手なプレーでも実際にボールを打つ感触というのは何とも言えない。そんな中でゲームならではの面白さを追求するのは大変なことだろうと容易に想像がつく。

「みんなのゴルフ」が今後も多くのユーザに親しまれるタイトルとして続いていくために頑張ってほしいと思う。

 

・3DS「世界樹と不思議のダンジョン2」は3位で2.9万本。前作よりかなり本数を落としている。半減に近い。

そろそろドラクエの影響は消えてくる時期だと思うが、Switchにみんなの注目が向いているのが響いたか、もしくはこのタイトル自体が前作ほど注目を集めることができなかったのか。

 

・PS4、PSVita、Switchで発売された「よるのないくに2 ~新月の花嫁~」はPS4が1.8万本で6位、Vitaが0.7万本で11位、Switchが0.4万本で16位となった。

この結果を見る限りはこの手のサードパーティの中堅タイトルではやはりPS系ハードが有利な状況は変わっていなさそう。

少なくとも現状のSwitchユーザの多くはあまりこの手のタイトルに興味が向いていないと思われる。

それでもWiiU時代よりはマシにはなっていると思われるが、任天堂がかつてのようなロイヤリティ収入による業績アップを望むなら、まだまだ改善の余地があるように見える。

ただ、このタイトル自体が前作より本数を落としており、そちらのテコ入れも必要だろう。

 

・「バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション」は0.9万本10位。移植作品でも10位以内に入ってくるのはやはりバイオブランドの強さと元々のゲームの面白さだろう。

 

・3DS「探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK」は0.6万本12位。

主人公がヘビースモーカーであるなど時代に押される面もあると思うがファミコン時代から続く数少ないアドベンチャーゲームとして細く長く売れ続いてほしい。

 

・アメリカの7/22ランキングではSwitch「スプラトゥーン2」が22万本で初登場首位。

初週発売本数としては前作を大きく下回っているが、これはハードの普及台数の違いもあるだろう。

それと同時に「ゼルダ」「マリオカート8」「ARMS」などのタイトルも一斉に順位を上げてくるのが面白い。

Switch本体を買ったユーザが「スプラトゥーン2」と何かもう一本を同時購入している様子が伺える。

これはアメリカでのSwitch人気と景気の良さを示しているのかもしれない。

 

・一方、イギリス7/22ランキングではSwitch「スプラトゥーン2」は2.8万本で2位となった。

こちらは前作を上回るスタートとなった。

イギリスではWiiUがあまりにも売れなさすぎたために発射地点が低くなった影響もあると思われる。

市場の小さいイギリスとは言え、2万本台は多いとは言えない。

 

 

・日本のハードランキングではSwitchは各メディア台数がバラバラ(ファミ通3.2万台、4Gamer5万台)でどれが本当かよく分からない。

「スプラトゥーン2」の本数にも差が出ており、同梱版本体の集計の方法の違いなどが差になって出ているのだろう。

ただ、恐らくは年末まではこの辺り(3-5万台)で毎週推移するのだろうと予想している。

 

・PS4本体は欧米でずっと売れている状況が続いている。

そろそろ発売から丸4年を迎えようとするハードだが、この快走ぶりには驚くほかない。

まるで発売直後のような売れ方になっている。今後はこの好調さを持続しつつ、次世代機へのシフトを考えていくことになるだろう。

この世代では他機種との争いにはほぼ勝ったが、最近ではPCでプレーする「Steam」なども存在感を高めており、決して安閑としてはいられないだろう。

次世代機でもやはり圧倒的な性能と開発のしやすさ、そしてVRによる差別化を図ってくると思われ、それにより現在の優位性を保つことができるかどうかが注目される。

現状のPS4でもまだまだ性能的には向上の余地が残されているように見える。

そこを高めたハードを出すことでユーザやソフトメーカーにアピールし、揺るぎない地位を得ようとソニーは考えているだろう。

 

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4gamerゲームランキング(2017/8/28-9/3)

・日本ゲームソフトランキング(カッコ内は累計)

1位:NEW みんなのゴルフ【PS4】100,719本(100,719本)

2位:スプラトゥーン2【Switch】52,320本(1,056,500本)

3位:世界樹と不思議のダンジョン2【3DS】29,887本(29,887本)

4位モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.(同梱版含む)【Switch】27,120本(111,396本)

5位:ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて【3DS】22,846本(1,693,913本)

6位:よるのないくに2 ~新月の花嫁~【PS4】18,207本(18,207本)

7位:ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて【PS4】14,053本(1,328,455本)

8位:マリオカート8デラックス【Switch】12,474本(672,688本)

9位:スナックワールド トレジャラーズ【3DS】10,098本(148,070本)

10位:バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション【PS4】9,260本(9,260本)

 

・日本ゲームハードランキング(カッコ内は日本での累計概算、XBOXOne以外1万台未満切り捨て)

PS4:26,384台(511万台)

PS3:85台(1,046万台)

Vita:3,975台(566万台)

Switch:50,074台(130万台)

WiiU:116台(334万台)

3DS:26,268台(2,376万台)

XBOX One:78台(7.9万台)

 

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